悲しみのエチュード第一番

 

 

 

大学時代、隣の研究室の院生の先輩が、お気に入りのマグカップが割れてしまったと言って泣いていた。本当に泣いていた。でも私はその先輩の気持ちが1ミリも分からなかった。分かんないでしょ(笑)

 

 

でも、割れてしまって泣いてしまうほど好きなマグカップが、わたしにはないことは少しだけ悔しかった。

 

 

 

 

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前に散歩の時に拾った手紙。あれはよく考えると、近くのスーパーの駐車場でいつも車中泊している、たぶんホームレスのおじいさんのだった。

 

 

わたしは悔しい。この国ではすべての土地が「区画」され「所有」されているということが。

 

もしわたしに家がなくなって、すむ場所がなくなった時に、寝転ぶだけの場所さえ約束されていないことが怖い。

 

わたしたちは最終的に、「どうなっても」「守られる」場所がないということは、怖いことじゃないですか?ここではすべての土地が把握され、管理され、監視されている。それがわたしはとても悔しい。人ひとりが寝る一畳分さえ、労働し獲得しなければ、安全地帯が与えられない。そのことが悔しい。こわい。やだなー。

 

 

 

わたしは悔しい。子どもたちが寝転べる花畑がないことが。カエルが自由に駆け回る野原がないことが。花畑も野原も、今の社会では目的のもとにすべて「用意されている」ことが。

 

花は痛々しいところがある。なぜならそれは「意図」のもとに「製造」されているから。自然の元で咲いている花が、ごく少ないから。

 

そして同時に、もし花畑があったとしてもわたしはそこに寝転びはしないだろうということがまた悔しい。若干人目が気になるし、自分がどういうテンションでいればいいかイマイチ想像できないし。

 

 

 

 

◼️もし、仮にいま、地球上に自分ただ一人になったときに、あなたは何をしますか?

 

私は大学時代に福島の只見という田舎に行ったことがあるのだけど、その村の奥に流れる川が、青く、暗く、地面が見えるほどに透き通っていて、「ああここで裸で泳ぎたい」と思った。あの川をなぜかずっと忘れられない。世界で一人だけになった暁にはそこに行って泳ごうと思う。わたしの人生計画です。

 

 

 

 

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2件のコメント

もし地球上で自分ただ一人になったら。
私は真っ裸で雨に打たれながら大声で歌ってみたいです。笑
Fukiさんの言いたい事と少し違うかもしれませんが、小学生?の時に「領海」「領空」の言葉を知った時のことを思い出しました。
この海はこの空は世界みんなのものじゃないのか!今見上げているこの空もこの国が所有しているのか!陸も海も空も、なんでも国の所有物なのか!と。
当時、自由な空間だと思っていたものが狭く感じました。
Fukiさんのブログを読んでいると、色んなことを思い出したり、「私もこんなこと考える!」と思うことが出てきて刺激になります★

らまさん^ ^
雨に打たれながら裸で歌うのは私もやってみたいですね。
領空、領海の話は、とてもよく分かります。だれかの「所有物」であることはなんだか切ないですね。
小説『星の王子さま』でも、夜空の星を所有し、さらに所有を増やすために数え、勘定し、ということを机の上で延々とやっている大人に出会った王子さまが、「大人ってほんとうにヘンだな」、と言っているシーンがあったような。。ちょっと違うか。

こちらこそ、いつもありがとうございます^ ^

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