【マッチングアプリ体験談②】胸を震わせるのはいつだってその人の「本心」だ

 

 

 

私「こころの『邪』を取りのぞきたいんです」

 

相手「『邪』だと思うからいけないんじゃないですか?」

 

私「え?」

 

相手「『邪』なんて思うからつらくなる。一旦そいつと、深く向き合って見たらどうですか?案外、いいヤツかもしれませんよ。」

 

 

 

これは今日、マッチングアプリで知り合った人とおしゃべりしてたら出てきた会話だ。

 

 

 

私「いや、『邪念』というか『雑念』ですね。たとえば漫画を書こうとして机に座ると、ああでもないこうでもないと、関係ないことが浮かんできて、手が動かせない。雑念に取り憑かれて、自分がなんのために机に向かっているのか、なんの目的のためにどこに向かっているのかがぼやけてしまって、何もできないまま時間が過ぎていくんです。」

 

相手「雑念かぁ、ぼくもありますね。たとえば勉強してると、『あー、頭かゆいな』とか。…でもそれって、雑念というより、『頭がかゆい』という体のメッセージですよね。ならばその気持ちに従うことが最優先なんですよ。たとえば『ハーゲンダッツ食いてー』とか思うわけです。でもそれって、ほんとに身体がハーゲンダッツを欲しているってことですから、素直にそれに従えばいいんですよ。」

 

私「えーー!うーーーん、それって…。ハーゲンダッツ食べ終わったあとにはきっと他の欲求が出てくるわけですよね。」

 

相手「そうでしょうね。」

 

私「そのことを雑念と言ってるんですよ!」

 

相手「でもね、それが善か悪かを決めてるのは所詮ぼくたちなんですよ。」

 

 

まあこの論理には納得がいかなかったが(笑)

彼なりのユーモアかもしれない。

 

 

 

私はつくづく、マッチングアプリ運があると思う。会う人会う人、毎回新鮮味をくれる。ほとんど毎度、何かしらの感動を得られる。今まで会ったことのある人は6人。

 

・2回目のデート断ったらガチギレしたインテリ(28)

・東大卒の酒造業者で、ポーカーで生計立ててた人(33)

・チェコの大学院上がりの文学士(29)

・ガチの電車オタク(22)

・根っから陽気なバックパッカー (24)

・ギターリストで気功術やってた人(28)

 

【マッチングアプリ体験談①】2回目のデートを渋ったら怒られちゃった話。

 

 

 

冗談じゃなく、話しているときに不快な人なんて誰一人いなかった。全員、会って話して「はっ」とさせられるところがあった。

 

彼らと毎回会って思うのが、「なんで男性はこんなに振り幅があるんだろう?」ということ。振り幅とは、その人の興味、思考、性格、など。

 

 

私が今まで生きてきた所感として、女性は良くも悪くも多くの人が「平均的」だ。乱暴に男女で分類するのもいけないけど、これには生物学的な訳がちゃんとある。

 

以前、何かの本で、「変わった人」に男の人の方が多い理由が書かれているものを読んだことがあって、すごく納得してしまった。出典図書を忘れてしまったが、理論の導入部としてはこれに近いものだった↓

 

 

よく知られているように、男に生まれるか女に生まれるかは、Y染色体を持っているかどうかで決まる。性染色体がXYなら男、XXなら女だ。

しかし、実は、生命の基本仕様は女なのである。例えば、ヒトでは、受精後7週間までは、染色体に関係なく、女性の形で成長していく。そこから、男の場合は、Y染色体にプログラムされている通りに男性ホルモンが働き、体を男に変化させていくのである。

つまり、男は、生まれながらに男ではなく、女の体をベースに改造させれて作られたものなのだ。

 

シミルボン〜本も読書人も、オモシロイ〜

 

だから、もともとが女になるものだから女は発生過程で比較的「平均的」に育つが、女を「改造」していかなければいけない分、男の人はその性質にバラツキが生じる。だから、極端に頭が良いとか、極端にオタク気質だとかいう人に男の人が多いのは当然である、みたいな、論。(わたしの考えじゃないですよw)。

 

でも私は妙に納得してしまった。大学時代、私の周りには極端なキノコおたくとか、一年中半袖でいる人とか、セミの抜け殻食べてる人とか雪をご飯に乗せて食べてる人とか、色々な子がいたけど(雪の味を味わっているんだと言っていた)、それらは全員男の子だったし、これ以上の奇行をしている女の子は誰もいなかった。

 

 

 

 

話を戻し。マッチングアプリで男性と会う度に感じるのは「おお、振り幅。」ということです。つまり色んな人がいるということで、だから誰と会っても新鮮さをくれるし、彼らはいつも新しい学びをくれます。

 

 

 

 

 

 

電車オタクくん(22)と会ったとき、「フキさんの最寄駅は?」と聞かれたので答えると、

「ああ、北松本駅の次の駅ですよね。あそこって確か、城山があって、南北の方向に篠ノ井線が通ってて、国道19号があってその横に奈良井川が流れてて、って、その西側に広がるあの辺りの地域ですよね?」

と、一瞬で地形を言葉で表したのには驚いた。私が20年くらいかかってようやく理解できた我がふるさとの地形を、彼は松本に来て一年も経たずしてすでに完璧に把握していた。

 

 

電車オタクくん:「小学生の頃から道路とか線路図が好きでしたね。授業中も地図帳を開いて、『ここの路線とここの路線をこう繋いだら需要あるぞ。』なんて妄想するのがすごく好きでした。」

 

 

もはや脳みそから違うと思った。脳みその使っている範囲が圧倒的に違う。彼はきっと私と全く違う方法で世界を見ている。そのことに感動してしまった。

 

 

 

 

 

胸を震わせるのはいつだって、その人が「本心」で話しているときだ。飾りもせずに、彼の見えている世界をそのままに伝えてくれるときだ。その胸の震えと出会うために私はマッチングアプリをやっていると言っても過言でない。まあだから、「彼氏作るためにやってません」と言うと「あんたは失礼だ」と怒られてしまうときもあるのだが。その罪滅ぼしとして私は誰とも2回目以降は会っていないのだが。(それも不誠実な気が…)。

 

 

 

その「本音」とか「ありのまま」、とは、別に特技とか他の人より秀でているものじゃなくていい。自然体で話すその本音の中に、ふとしたときに「はっ」としてしまうものと出会う。どこで「はっ」とするかは、相手に任せればいいだけだ。

 

 

 

 

 

一ヶ月ほど前に会った、海外の大学院上がりの文学士(29)は、米文学とか、政治論に長けていて、いろんなことを教えてくれた。米文学史の文脈とか、民主主義の欠点とか、、アカデミックな彼の話題はとても面白かった。

 

しかし就職活動中という彼は、社会をあまりにも大きな視点で見過ぎだせいか、あるいはあまりにも「知ってしまった」せいか、いざ自分が仕事をするとなるとその仕事に意義が見出せないといって悩んでいた。誰もが通るその違和感を見過ごすことが出来ずに、葛藤の中で苦しんでいる人だった。

 

 

 

彼は何気なく、私にスマホ画面を見せる。

 

 

「見て〜、これ。業務用冷蔵庫のパッキン修理、グローバルシステムコンサルタント、モバイルデバイス管理??は??なんかさ〜〜…、、なんなの。みんな、なにをやってんの。見てよ、これ……。意味わかんねー。」

 

 

と、求人会社から届いたメール画面をスクロールしながら吐いたセリフの、その自然さ、というか、そのあまりにも無意識なその仕草に「はっ」とさせられた。あの日、彼を一番よく知れたのはあの瞬間だったと、私は思う。

 

 

 

 

今日会った、ギターリストで気功術やってた人(28)とも仕事の話になって、「ほんとうに意義のある仕事ってなんだろうね?」と話した。20代そこそこの若者が2人で何エラソーなことを語ってんだか、というのは置いといて(笑)、彼から出た本音にもはっとさせられた。

 

「ぼくなんてね、しょせん、『あー、その仕事2万代じゃ厳しいですよ。いま職人足りてないですから。3万5千でどうでしょう?』とか言って得た仕事を、下請けの人に『日給2万5千でどうでしょう!』とか言って仕事させて、ぼくは鼻くそほりながら電話して1万せしめる、そんなクソみたいな仕事してるんですよ。まあ、それが直接ぼくのお金になるわけじゃないですけど。」

 

「会社にアドバイザーみたいな人がいて、定期的に面談を受けるんですけど、『右か左か、迷ったら会社の利益になる方を選べ』って言うんですよ。なんだかなーって。でも会社ってそんなもんなんでしょうね。」

 

「こんな仕事、社会的になんの意義があるんだろう、って本当に思いますね。むなしいですよ。だってぼくの会社の材料使わなくたって、現場では他の会社の材料が使われるだけで、そんなの、一般市民からしたら超どーでもいい話じゃないですか。どっちでも変わんないじゃないですか。」

 

「苦しい苦しい。明日にでも辞めてやるっていつも思いながら、なんだかんだ3年経っちゃいましたね。やっぱ辞めるのって相当エネルギーいることですから。…結局ぼくは、頭の中にすげーアイディアがあっても形にできない、やろうと思ってることはいっぱいあっても一つも実行できない、くそやろうなんです。」

 

 

…でも私は、そうやって思ってることをきれいに口にできることこそすごいと思うけどな。立派な表現だと思うけどな。どんなアートも、生きてる人の「ありのまま」のその姿や心には敵わないところがあるから、その想いだけで十分表現に足るものだと思うけどな。

 

 

と思いながら、私はやっぱり相手の超無意識とか、本音に近いものほど心動かされて、「はっ」としてしまいます。

 

 

 

 

 

 

えーと何が言いたかったんだろう。。

 

うーん、まあ、相手をドキリとさせるのはごく無意識でいる瞬間で、意図しないところだから、なにを繕っても、繕わなくても、別におんなじじゃないかな、という話です。お互い。わかんないけど。

 

 

 

 

 

 

 

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2件のコメント

こんにちは。マッチングアプリ体験談、面白いです。正直、マッチングアプリ利用する男性の目的なんてヤリ目以外あんの?とか思ってたんで、ちょっと意外でした。いろんな男性いるもんですね。Fukiさんの利用理由もかなり稀だと思いますが。笑 相手の本音、本心が垣間見える瞬間って貴重ですね。

性欲や恋愛感情剥き出しな男性も多いと思うんで、気をつけて。また面白い出会い期待してます。

naokiさん、こんにちは。
不思議とそういった殿方と私は人生が交差しない設定になっているようでして、、笑
なかなか実感ありません。が、気をつけます^ ^
まあ、「雑念を取り去りたい」とか言ってる女には向こうが先に逃げていくのかもしれませんね。

また面白エピソードありましたら記事にしますね!

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