就職せず、やりたいことばかりをやってきた一年半。
「将来性」。
そんな言葉から一番離れたところにいる私は、「結婚」とか「家族を持つこと」「子どもを持つこと」…。そういうことができる可能性を少しずつ削って、自由を得ている感覚があった。
やりたいことと引き換えに、世間で言われる「理想の姿」を放棄している感覚…
お金のこと、職のこと。独り身である今は、自分のことだけを気にして、自分のやりたいことだけを考えて生きていられる。
…いずれは「まっとうな道」に戻る日が来るかもしれない。そしたら、結婚したら、家族ができたら、守る人は自分だけじゃなくなる…
だから私は、今だけがやりたいことのできる猶予期間であり、自分が自分だけのために動ける時間であり、“夢を叶える最後のチャンス”だとも思っていた…
今日お話しするのは、サキさんのこと。サキさんとは、私が最近ある知人の紹介で知り合った30代の女性です。
彼女は、20代で世界中を旅したのちに結婚、今は自給自足の生活を実現しようと旦那さんと長野県に移住してきて、無農薬の大豆を栽培しながら一歳の小さな男の子と、3人で暮らしています。
彼女は私のヨーロッパ旅について興味を持ってくれて、初めて会った時、開口一番にこう言った。
「私も、子育てが落ち着いたら北欧にファームステイに行こうと思ってるの!」
…その時、私は心底驚いてしまった。
(えっ、結婚したのに、子どもがいるのに、そういう夢見れちゃうんだ。今でもそんなに大きな目標があるんだ、そしてそれを、はっきり言葉にして言えちゃうんだ…!)
という感じの驚き。
えぇ〜〜、めちゃくちゃ新鮮✨✨✨✨
サキさんって、何者!?
その後わたしは、サキさんに正直に言いました。
「私は、サキさんの夢がいつか北欧に行ってファームステイすることだって聞いて、正直すごく驚いちゃいました。サキさんは子どももいて家族もいて、農業を営んでもいるから、身動きが取りづらいはずなのに、どうしてそういう大きな夢を語れるのかなぁって、不思議でした。とても新鮮でした。」
するとサキさんは、
「えっ、そうなのかなあ!?」
と逆に、私の言葉に驚いたようでした。そして少し考えて、こう続けました。
「それは私の周りにそういう人が多いからかもしれないなぁ。世界を旅している時、ほんの数ヶ月の赤ちゃんを連れて世界一周の旅している人に出会ったし、私の友達にも、季節ごとに旅行気分で場所を変えながら生活している家族とかいるし…
そういう人に出会ってきたから、“生きたいふうに生きる”ことへの精神的な壁が低いのかもなぁ…。というか事実、生きたいように生きることって、すごく難しいことではないんだよ。“こうする”って決めたら、案外なんとかなっていくものだし!」
というわけで、みなさん、朗報。
結婚しても、子どもがいても、いくつになっても夢を持ってても良さそうです!
(知らなかったですよね笑)
そうやって生きている人が確かにいます。
私たち、いくつになっても、夢を叶えることができるみたいです!
(わーい^o^)
歳や、家族や、職やその他もろもろ…
夢を叶えるのに足かせになるものは、本当は無いんだって!
じゃあ、私たち、死ぬまで夢を追いかけられる。
命をまるまる使って、叶えたい姿をたくさん叶えられる。
わくわくしますね、本当のところ、自分の人生はまるまる自分のものなんだって。
…そして、サキさんが念を押すように強く言ってくれたのは、この言葉だった。
「やりたいことはいつでもできるんだけど、それでも、若いうちは圧倒的に身が軽い。荷物は一人分でいいし、健康だし、どこにでも行ける。それって実は凄いことで、だから、やりたいことは全部やってね。できるだけ多くの経験をしてね。若いって、すごく特権だから。」
…さてみなさん、やりたいことやらない理由がいよいよ無くなってきました。
あなたは何をしたいですか?
叶えたい姿はどんなふう?
その時あなたはどこにいる?
そこにはどんな風が吹いていて、隣には誰がいる?
あなたは何に、情熱を燃やしている?
あなたが全部、選んでいいんだって。
楽しいこと、始まりそうですね。この人生で。
最後まで読んでくれてありがとうございました!
最後に、私の好きな言葉。
*・゜゚・*:.。..。.:*・’・*:.。. .。.:*・゜゚・*
僕はきっとできると思う。
なぜなら僕らがそれをいま考えているのだから。
ー宮沢賢治
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