洗濯マグちゃんをご存知ですか?
中に「高純度マグネシウム」のビーズが入っている袋みたいなもので、洗濯機にぽんと入れるだけでそれが洗剤の代わりになる!という、なんともお手軽、環境に良し、お財布に良し、と言われる洗濯グッズです。
テレビ番組『ガイアの夜明け』で取り上げられたことによりその知名度を上げ、累計500万個を売り上げています!(2020.5.01現在−マグちゃんHPより)
私はかねてより洗濯用洗剤が水質環境に及ぼす影響を懸念しており、この商品のことを知って使用を始めました。
▼ちなみに私が愛用しているのはこちらです
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今回は、洗濯マグちゃんの洗浄効果について解説するとともに、よくある質問にお答えします。購入前の方は不安なところが多いと思うので、検討の際にぜひ参考にしてください^ ^
1. 洗たくマグちゃん、洗浄の仕組みとは?
2.【実験】本当に汚れは落ちる?
3. 体験レビュー
3-1. ①汚れは本当に落ちてる?
3-2. ②洗濯の匂いは気にならない?
3-3. ③洗剤と併用してる?
3-4. ④柔軟剤は入れるべき?
3-5. ⑤洗たくマグちゃんは何個入れてる?
3-6. ⑥ぶっちゃけコスパは?
4. まとめ
5.【結論】心のクオリティーが上がった
6. あらゆる消費活動を「雰囲気」から「主観」に
洗たくマグちゃん、洗浄の仕組み
マグちゃんは、「マグネシウムと水だけで洗う」、『人と環境にやさしい』と注目されているお洗濯方法です。
洗濯マグちゃんの中には高純度(99.95%)のマグネシウムが入っていて、それを洗濯槽に入れることで、水と反応し、水素水を発生させ、水をアルカリイオン水に変性させます。そのことにより合成洗剤と同程度の洗浄成分が発生する、という仕組みです。
画像引用:マグちゃん公式ショップ-うれしいね。マグちゃんのある暮らしHPより
こう化学的なことを言われてしまうと、そういうモンかなぁ、と、納得してしまいそうですが…。
無責任に効くよ!とも言えないので、この記事を書くにあたって洗濯マグちゃんの効果の科学的見解、また、その化学反応について調べてみました。
洗たくマグちゃんの化学的効果を調査
まず、マグネシウムが水と反応すると水素が発生し、その発生過程で水をアルカリ性に変える、というのは化学的に正しい反応だそうです。
ではなぜアルカリイオン水が洗浄効果を持つかというと、マイナスの電荷を持った水分子が、汚れ(油汚れや手あか、皮脂汚れ、炭水化物などの『汚れ』は、酸性の電荷を持つ)と反応(中和)するからです。
今や掃除の定番道具として「アルカリイオン水」が用いられていますが、これはまさに洗たくマグちゃんと同じメカニズムです。洗たくマグちゃんは、洗濯槽内の水を丸ごとアルカリイオン水に変え、洗浄していると言えるでしょう。
【実験】本当に汚れは落ちる?
理論的には汚れが落ちると分かったところで、実験してみました!
てことで物理的手段に。
手洗いしたら大まかの汚れは取れましたね。意外と水洗いでも変わらなかったりして…。
以上、テキトーな実験でした(クオリティーすみません笑)
使用歴7ヶ月の私の、個人的使用レビュー
さて基礎情報と実験はここまでにして、レビューを書きたいと思います。
①汚れは本当に落ちてる?
汚れが落ちているのか、洗剤より効果があるのか…。体感的には『同じ』です。
洗濯マグちゃんを使い始めて汚れが落ちてなくて困ったこともありませんが、ぶっちゃけ、洗剤を使っている時よりもよく落ちるようになったという感覚もありません。
というのも気付いたのですが、もともと私は、洗濯は汚れが落ちた落ちないの観点ではあまり見ていなくて、結局「雰囲気」でやっていたところがありました。
なるべく安く有能そうな洗剤を購入、あとは好みの香りの柔軟剤を入れて、スイッチオン。洗い上がりにいい匂いに包まれて、洗濯を干し終えれば、「ああ、洗濯したなぁ!」と納得してたわけです。情けないことに。このことについては後で言及します。
②洗濯の匂いは気にならない?
私は通常、洗たくマグちゃんのみで洗剤・柔軟剤は入れずに洗濯しているのですが、通常のお洗濯と変わらない仕上がりです。
製造社HPによると、「洗たくマグちゃんの消臭効果は普通の洗剤の約10倍」と言われています(洗浄効果は同等)。
ただし、一度、洗濯上がりに6時間ほど放置してしまったことがあり、その日の洗濯物は生乾きの臭いがひどく、家族に注意されました(笑)。そしてこの日を境に、たまに柔軟剤もちょこっと(規定の1/5ほどの量)入れるようになりました。
するとやはり、仕上がりにふわっと香る匂いが気持ちいいです。生乾きの匂いも誤魔化せる気がして、「ああ、柔軟剤って『気分を上げるアイテム』でもあるんだなあ」と感じています。
だからこそ、柔軟剤の使用が通常の1/5でも満足できる神経を手に入れ、これは洗濯マグちゃんを使い始めたことによって得た恩恵の一つです(笑)
③洗剤と併用してる?
調べてみると、洗たくマグちゃんを使用している方の中には洗剤と併用しているという方がいますが、製造社HPでは、『洗剤と併用すると、消臭効果の方は低下してしまいます。』、と報告されています。
私は洗剤は使用していません。ただし汚れ落ちの悪い、ワイシャツの襟元などは石鹸で予備洗いしています(以前からそうしていましたが)。
④柔軟剤は入れるべき?
製造社は、『柔軟剤と併用すると香り付きは軽減する傾向がある』と報告しており、柔軟剤なしでの使用を勧めています。私も入れなくてもいいと思います。先に述べたように私は柔軟剤なしでも使用していますが、特に問題はありません。
このことに関しては個人の好みによるところが大きいと思うので、ここでオススメしたいのが、柔軟剤ありとなしを、どちらも一度やってみて体感で比べてみることです。
ちょっと香りがついていた方が気持ちいいと感じる方もいるかもしれませんし、案外、無しの方がさっぱりして良いと感じる方もいるかもしれません。
私たちは往々にして「柔軟剤とはなんぞ」というところをちゃんとは理解せずに使っている場合があると思います。しかしこの機会に一度、柔軟剤なしだとどう違うのかというところを試してみてもいいかもしれませんね。
私はその結果、「香りが付くかどうか」という結果しか見受けられませんでした。つまり「気分」笑。
なので、「柔軟剤は必須ではない」との結論に。
⑤洗たくマグちゃんは何個入れてる?
我が家の洗濯槽は10kgまで洗濯できるので、4個同時に入れて洗濯しています。
何リットルの洗濯水に対してマグちゃん何個、と使用の目安が製造社により提示されていますので、記事終わり(▶︎コチラ)に参照しておきます。
ここで注意すべきなのは、洗濯マグちゃんを入れることによって水が変化するph値というのは一定な(上限がある)ので、洗濯マグちゃんを入れれば入れるほど効果が大きくなるということはないということです。コスパ的にも規定の個数を入れるのがベストです。
⑥ぶっちゃけコスパは?
とても良いです!我が家の場合、平均3日に1度(一年で122回)洗濯するので、そのとき洗剤代としてかかるコストを計算してみます。
我が家に置いてある洗剤(花王-アタックゼロ) の大容量詰め替えタイプ(オンラインショップ最安値1,077円(税込)(2020.7.15調べ)/1350g)を購入し続けたとして、
1077円÷1350g×60g(1回分)×122回=5839.73円
◼️洗剤→5,840円/年
また、洗たくマグちゃん4個(正規品1,980円(税込)/個)を使い、300回使用したら買い換えるとして
1980円×4個÷300回×122回=3220.8円
◼️洗たくマグちゃん→3,221円/年
やはりコスパはとてもいいですね。しかし私的には何より、定期的にドラックストアに行かなくてもいいという状況がとても気楽です!300回使えるということで、我が家は毎日は洗濯しないので、洗たくマグちゃんは基本的に一年以上(場合によっては二年以上も!)買い換える必要はありません。これは気分的に超ハッピーです。
まとめ
①汚れは本当に落ちてる?ー通常の洗剤と変わらないです。
②洗濯の匂いは気にならない?ー気になりません。
③洗剤と併用してる?ーしていません。
④柔軟剤は入れるべき?ー入れなくても大丈夫ですが、好みによります。
⑤洗濯マグちゃんは何個入れてる?ー製造元が目安の個数を提示しています。
⑥ぶっちゃけコスパは?ー良いです。
【結論】心のクオリティーが上がった
私が洗濯マグちゃんを使うようになって一番良いと思えることは、「洗濯に対する罪悪感が減った」ということです。今までは少なからず環境を破壊している、という感覚があり、そのストレスから解放されたのは大きいです。そして柔軟剤の量が5分の1以下になり、香りに敏感になるようになりました。
そしてコスパ良し・手軽、ということもひっくるめて、私が注目したいのは、総じて「心のクオリティー」が爆上がりしたということ!
なので個人的に洗濯マグちゃんはリピート確定です。圧倒的に。
あらゆる消費活動を「雰囲気」から「主観」に
洗濯マグちゃんのことを勧めておいてなんですが、ここで一度立ち返らなければいけないのが、「そもそも洗濯とは何か、水洗いじゃダメなのか?」といった根本的な疑問だと思うんです。
水洗いしてみて、あるいは手洗いしてみて、
「なるほど水だけではこういう汚れは落ちない」
「でもこういう汚れは落ちる」
「水温が高いと落ちやすい」
「なるほど、界面活性剤を使うと、こういう汚れがこういうふうに落ちる!」
と発見・納得した上でいろんな商品を使うべきだと思うんです、本来は。
そういうところを通過したら、情報や雰囲気に惑わされることのない、本当の意味での「選択」ができると思います。もしかしたら、「洗剤どころか、洗濯マグちゃんも私には不要だ」なんていう結論に達する人もいるかもしれませんね!
先に私は洗濯を「雰囲気でやっていた」と書きましたが全くその通りで、私は今まで、「洗濯とは、洗剤と柔軟剤を規定の量入れて、洗濯機を回し干すことだ」と、当たり前のように思っていました。
しかし洗濯マグちゃんを使い始めてから、「そもそも私はなぜ洗剤を使っていたのだろう」という、とても素朴な類いの気付きがありました。つまり、私が今まで見過ごしてきたものについて。
よく分からないままに生活必需品(とされているもの)を選んでしまうという、これはあまりにも「消費」に慣れてしまっている私たちの悪い癖かもしれません。
科学的なうたい文句に簡単に納得して、「みんなこうしているから」「有名なメーカーのものだから」と、生活の細々とした動作全てを「イメージ」や「常識」、「習慣」で繕っているところがあります。
この記事で伝えたい一番大切なメッセージは、日常の消費活動はじめとしたあらゆる選択を、「雰囲気」でなく「主観」で決めていくのが良いということです。
洗剤を使ってみたり柔軟剤を減らしてみたり…色々試行錯誤してみるのは超めんどくさいですが(ズボラな私の一番苦手とすることです)、それはとても価値のあることだと思います。「習慣」や「常識」を新たな視点から見る、「体験」としての「情報」を、ぜひあなたの中にも増やしていってください^ ^
以上です。
▼洗濯マグちゃんを購入する
洗濯マグちゃんシリーズには、洗たくマグちゃん、ベビーマグちゃん、ランドリーマグちゃん、と主に3種類の商品があります。
全て中身のマグネシウムは同じものを使っています。形状と内容量が違うだけですので、洗濯物や水の量に応じてマグちゃんをご用意ください。
参考:マグちゃん公式ショップ-うれしいね。マグちゃんのある暮らしHPより
◼️洗たくマグちゃん:内容量50g【最もベーシックな型です。私もこれを使用しています^ ^】
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1個・・・液体合成洗剤と併用
2個・・・洗濯物5㎏までもしくは水量35Lまで
3個・・・洗濯物7㎏までもしくは水量50Lまで
4個・・・洗濯物9㎏までもしくは水量65Lまで
◼️ベビーマグちゃん:内容量70g【三角のフォルムがとってもかわいいです❤︎】
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1個・・・洗濯物3㎏までもしくは水量23Lまで
2個・・・洗濯物6㎏までもしくは水量45Lまで
3個・・・洗濯物9㎏までもしくは水量70Lまで
◼️ランドリーマグちゃん:内容量100g【一番マグネシウムの量が多いです。大容量で洗濯をする方にオススメ】
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1個・・・洗濯物5㎏までもしくは水量35Lまで
2個・・・洗濯物9㎏までもしくは水量65Lまで
色もそれぞれに何色かあるので、ぜひお気に入りを見つけてみてください^ ^
【参考】
https://magchan.com
http://sekken-life.com/life/soap_mag.htm
https://www.iksv.co.jp/alkali/index.html
https://www.nhk.or.jp/kokokoza/tv/kagakukiso/archive/resume029.html
https://www.kajitaku.com/column/house-cleaning/6786
https://ko-jiyasan.com/user_data/effect_of_alkaline_ionized_water.php
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