ゴミを拾えばいい

 

 

 

こんな記事を見つけた。↓

宮崎駿、『鬼滅の刃』大ヒットは「僕には関係ないこと」複雑な胸中を明かした

--『鬼滅の刃』の興収が『千と千尋の神隠し』に迫っています。どう見ていますか?

宮崎:「まあ、僕には関係ないことだと思います。」(中略)

--『鬼滅の刃』はご覧になりましたか?

「観ません。ほとんど観てないんです、ほかのものを。テレビも観ないし、映画も観てない。ゴミ拾いをやっている引退じじいです」

--『千と千尋の神隠し』が歴代1位でなくなることを残念がるファンもいます。

「そんなことは、どうでもいいよ。世界はいつもインフレになっているんですから。(それよりも)ゴミを拾わないと……」

(中略)

--今は(2017年に製作を発表した)『君たちはどう生きるか』を製作されているようですが、作業は順調ですか?

「やっています。僕は引退したまま、やっているんですよ。それについては、東宝を通じて聞いてみてください。僕は全体のことは把握していませんから。ゴミ拾いで回らなくちゃいけないので、これで……」

 

なんというインタビュー。すさまじいな。

 

宮崎駿さんは長年ゴミ拾いを続けていることで有名ですが、いや貫いてるなぁ。。ゴミ拾いの最中に街を観察するだけで、社会を知るのには十分だ、みたいなことを彼が言ってるインタビューを以前読んで、それが今でも忘れられません。

 

自慢じゃないけど私も通勤中、散歩中にはゴミを拾うようにしています。街が汚れてるのがいやだ、というより、海洋プラスチック問題を知ってから、目の前のゴミが川に、そして海に流れてそれが海の生物を殺すという可能性があるのなら、ゴミを拾うことぐらい安いことだ、とそう思って拾っています。

 

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また、私がなにか世界の問題に悩むとき、あるいは自分がより善くなりたいと願うとき、私の頭の中に頻繁に再生されるセリフが、「じゃゴミのひとつくらい拾えよ。」ということ。

 

なんか、ええかっこしいこと語ってる人を見ると、「つべこべ言わねーでその時間で外行ってゴミでも拾え」と思ってしまうクセがある。

 

飲み会などで、なんかカッコつけて色々話してる人を見ると、「じゃーあなたは今日ここに来るまでの間にゴミを一つでもひろいましたか。」って必ず心の中で突っ込んじゃう。

 

 

でもゴミを拾うことはすごい。みんなが思ってるよりもずっとすごいことなのだ!!だってあらゆることが、ほんとの意味では「善悪」なんて決められないこの世の中で、目の前に落ちてるゴミを拾うことは善い事である、ということほど確実に言える事象ってあるだろうか?たとえば嘘つくことが善か悪かといったら、状況次第だ、、アンパンマンがバイキンマンを倒すことでさえ、それって本当に正義なの?原作者のやなせたかしさんは戦争の現場を経験し、「戦争に善悪なんてない、こっちの正義とあっちの正義があるだけだ」と話している。ともかくまあ、善悪の割合は変わるし、一人一人の行動はそれぞれの思想に基づいてていいんだけど、結局それが善か悪かといったら、実際のところいろんなことが背中合わせでしょう。

 

そんな世界で、ゴミを拾って損なうことなんて一つもないのだ。それってすごくないですか。そしてあの宮崎駿…あんなに素晴らしい映画を数多く作ってきた彼、社会の問題点を見抜きよりよくする術を考えてきた彼が、毎日やっていることがゴミ拾いなのだ。ジブリ作品を作り出すほどの思想を持ち、その行き着く先の一つがゴミ拾いなのだ。

 

ということで、より善くありたければ直ちにゴミを拾うといい。私もゴミ拾いを始めてもう一年以上経ちましたが、そのゴミ一つ一つに救われたかもしれない命があると思うとやっぱり続けていきたいです。しかしまあ、ゴミを拾ってる最中は、「めんどくせー。なんで私だけがこんなことしなきゃいけないんだ。くそう。」という、邪気たっぷりのオーラをまとって拾ってるけれど。

 

まいっか。

 

 

 

 

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