他人と価値観が違うのは、人生のピントが違うから。まるでモザイク眼鏡、あなたも私も。

人の価値観についての一考察。

ある日私は、本屋へ行った帰り道にかわいい古着屋さんに立ち寄りました。

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そこはアンティーク服を販売するお店で、普通のお店では見られないような柄やデザインの服がたくさんありました。

お洋服を眺めていると、店主の女性に声をかけられました。

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私、そういうことよく分からなくって…σ^_^;

彼女いわく

「オーダーメイドもやってるけど、うちでは生地からヨーロッパから取り寄せます。

とにかく日本じゃ良い生地が全然手に入らないの。

…え。生地。

日本には良い生地がないのですか。

私は言った。

「生地が良い悪いなんて、ほとんど考えたこともないくらいです。

私、高い服と、安い服の違いがあまり分からなくて。

安い服はどこまでも安く買えちゃうじゃないですか。」

「うん。そうよね。今の子たちはそうよね。でもね…

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衝撃走る。

安い服は服ではない、ですか。

私は服でもないような服を着てしまっているのかしら、もしかして。

でも、私には正直よく分かりません。

ここにある10,000円のスカートはとっても素敵だけど、しま◯らの1,500円のスカートはもはや服ではないのですか。

ああ私の、服を見る目はとても解像度が低い・・・

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そう、ぼやっとしか見ていないし、見えない。

・・・

ぼやっとしているといえば、私は食べ物に対してもぼやっとしています。

とにかく私、お腹が満たされるとそれだけで満足!

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…ここでふと思い出すのは、大学在学中にインターンシップに行った時のこと。

その日会った上司の男性はいわゆるグルメな人で、お昼には彼のこだわりの洋食屋さんに連れて行ってくれました。

とてもおいしかったです!

彼も、一口一口よ〜く味わって食べていました。

「やっぱりこの店はうまい。」

うん、おいしいけど。

自信を持って、 “この店は” うまい!

なんて言えるのってすごいなあ。

追求すれば奥深いものなんだな、と思いました。

食だけじゃなく、分かる人には分かる、という繊細な世界がいくらでもあるんだな、きっと。

コーヒーにも、高いコーヒーと安いコーヒーがあるじゃない。

書道にも、素晴らしい書とそうでない書があるじゃない。

ほら、華道とかにも…

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その上司が感じている味の世界も、そういう、私の感じ得ない世界なのでしょう。

「すごいですね。味の繊細な違いが分かるんですね。」

私がそう言うと、彼からはこんな言葉が返ってきました。

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…え。それって

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私のことです!

彼はこう続けました。

「だって、美味しいものとそうでないものの区別がつかないってことは、少しでも美味しいものを食べていこうって心意気がないってことしょ?

その心意気はそのまま、人生も少しでも良く生きようっていう心意気に繋がってるんじゃない?」

えっ

そうかしら。

食は奥深い世界だけど、それが感じられない私は、人生への心意気が欠如してるのかな。

人生の質ごと損なっているのかな。

だとしたらかなりショック。

・・・

そういえば、大学時代にこんな友人がいました。

同じ学科の恩田くん。

彼は服をまるで「乳首と陰部を隠すための布」としか思っていないような人でした。笑

寒いから重ね着をしようとか、Tシャツに穴が空いたから買い換えようとか、彼の脳みそはそういう発想に至らない、なんともキュートな男の子でした。

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彼はある面ではこんなふうに鈍感です。

けれど彼は、自然を深く愛していて、

実習で森に行くと、その目は途端に輝き出しました。

様々な樹種に、虫に花に、けもの道。

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彼の、木々や植物に関する知識は素晴らしいもので、

森の中こそ彼の輝ける“フィールド”でした。

誰も、自然の中での彼の知識には敵いません。

そういうことなのです。

人はみな、それぞれ世界に対してピントの合うところが違うんだ。

例えば、件の古着屋の店主から見れば恩田くんの着こなしなどまるでお話にならなくて、彼の愛用しているTシャツといえば生地がどうこうのレベルじゃない。

彼女が恩田くんを見たら、

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こんなふうに思うかもしれない。

けれども彼には彼女の見えない世界がよーく見えているんだ。

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グルメなあの上司も、なんでも美味しいと感じてしまう、味覚の感度ガバガバの私を見て

こいつの人生の質ヤベェ、なんて思うかもしれません。

でも私の人生、ぜんぜん悪くない。

私は絵や言葉や物語が大好きで、素敵な語感に出会うと至高の幸せを感じます。

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この感じが、私の世界だ。

彼にはきっと、分からない。

きっとそういうこと。

私はたまに、誰かのことが分からない。

ある人はきっと、あなたのことが理解できない。

それは良い悪いの問題でなく。

あなたの、世界を見るレンズのピントがどこに合っているかの違いであって。

何に対する解像度が高いかの違いであって。

そう、ほんとに

世界を見る目はモザイク眼鏡。

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人は皆、それぞれの眼鏡を持っていて、

みんな何かに鈍感で、

同時にどこかに研ぎ澄まされた焦点を持っているのだと思います。

あなたにとって、鈍感に見える人、だらしなく見える人、理解できない人。

その人には、あなたの見えないものがよーく見えている。

そしてあなたには、誰にも見ることのできない世界が見えている。

きっとそういうこと。

それぞれ違うのに同じ世界を生きている不思議。

それぞれの違いを、理解できなくても、せめて想像して、

歩み寄らずとも侵害し合わず、

みんな仲良く暮らしていければいい。

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そう思う。

Love&Peaceじゃだめかしら。

みんなでこの地球で雨やどりをしよう。

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