こんにちは、フキです。
平成がもうすぐ終わるそうです。
新しい時代の訪れを誰もが感じていて、身震いする思い。
私たちこれからどこに行くのだろう。
「平成最後のなんとか」
ってニュースでよく見るけれど、あれって少しあほらしい。
「平成最後の甲子園」
「平成最後の大晦日」
「平成最後の初満月」
ぷぷっ
平成最後の初満月ってなんだよ、それってまるで、人生最後の初誕生日、とかって言ってるようなもんじゃない?
(ちょっと違うか笑。だいぶ違うか笑
それよりなにより、「平成最後のなんとか」って聞くと、人生の不可逆性を感じてしまってたまらない。
そもそも平成最後であることは、あまり意味がないけれど、ああ、私たちは、平成最後である以前に、人生最後の2019年3月30日を生きているんだなあ、、
というその圧倒的な確実性。
元号なんて太刀打ちできない、壮絶な時間の流れる轟音。
いやんなる。
平成最後が愛おしいんじゃなくって、例えば私がおばあさんになったとき、なにか不思議な魔法にかけられて、平成のどの日でもいいから選び出されてその日に戻れたのなら、私はきっと泣いてしまう。
あ、お母さんがいる。
お父さんが目の前にいる!なんて若いんだ。
テレビのCM、懐かしすぎる!!!
今はもう絶対に会えないペットたちがいる。
みんなこうして一緒に同じ部屋にいる。
空気も音も、家具も街並みも、自分の身体も懐かしい。
もう2度と同じ状況になれない私たち。
みんな、紛れもなく生きていた・・・
あたたかい、あたたかい。
生きているって、すごくあたたかい。
いつかのあの頃に戻れたら、あなたはきっと泣くでしょう。
生きてることが愛おしすぎて。
そういう瞬間を、いつも生きている私たち。
平成最後の何かかもしれないけど、それ以前に、人生最後の2019年3月30日だ。
そういう瞬間を、いつも生きている私たち。
ああ、疲れるほど最後だ。
いつか会えなくなるひとが目の前にいすぎて、「今」の温度や湿度が身体に密着しすぎていて、まとわりついて、離れていけばもう二度と戻れなくて、ひどすぎる。
生きているって残酷すぎて、冷たすぎて暖かすぎる、人生最後のこの瞬間。
あの頃に戻れたら、きっと泣く。
そういう瞬間を常に生きているということ。
そんなことを強く教えてくれるのは、私の大好きな映画の一つ、『アバウト・タイム』という映画。↓
タイムトラベルができる主人公、ティムは、人生の折々でその能力を使って人生を操作するのですが、ある時、今は亡きお父さんにタイムトラベルを使って会えるのは最後のチャンス、という状況になってしまう。
そのとき彼が選んで行った過去は、彼がまだほんの少年で、お父さんと海辺に石投げに行く、ある日の午後のひと時。
彼の特殊な力を使って、しかも最後のチャンスという状況に置かれても、戻りたかったのはほんの些細な瞬間でしかなかった。
そういうことでしかないのだ、人生というのは、戻れるとか戻れないとか、最初とか最後の問題ではなく、些細な瞬間が連続している時間の流れでしかなく、それ以上でもそれ以下でもないんだ。
はあ、疲れるよ。
そんな瞬間が嵐のように吹いてきて、そして二度と戻れなすぎて。
平成が終わることには実はあまり意味がなくて、私たちこれからも、戻れない一瞬一瞬をずうっと生きていくんだ。
でも戻れないからこそ、前に進むしかないのだろう。
新しい時代を大いに迎えよう。
今日のこの日を味わおう。
いつかその日に戻れたのなら、きっとあなたは泣いてしまう、そんな時間を、愛おしんで生きていこう。
(オマケ)
こないだ見た夢。
(ちょっと、笑わないで聞いて…笑)
夢の中で、まさかの新元号予測。
いいじゃんね、おもいなり元年。
みなさん、思いやりが何より大切な時代が来るらしいです。
きっとステキな時代になります。
ラッキーアイテムはいなり寿司。
それにしても、史上初めて元号が訓読みってことに、何より新しい時代の訪れを感じました笑
日本語は、美しいな。。
みんな一緒に幸せになろう。
この地球で、のんびり雨やどりをしよう。
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